洗濯機のお急ぎコースは節約向き?毎日洗濯と1日おきはどちらがお得?

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一人暮らしをしていて、欠かせない家事の一つが「洗濯」です。

日々洗濯していて面倒に感じている人は多いのではないでしょうか。

そのため、洗濯機のお急ぎコースは早く洗えるため、時短にもなり、使う人が増えてきています。

洗濯機のお急ぎコースは、忙しい日常生活の中で便利な機能の1つですが、これは節約につながるのでしょうか。

今回は、洗濯機のお急ぎコースのメリットとデメリットや、まとめ洗いにするとどれぐらい節約できるのかを紹介していきます。

まずは、お急ぎコースのメリットから紹介します。

洗濯機のお急ぎコースは、通常の洗濯サイクルよりも短い時間で洗濯を終えることができる機能です。

メーカーにもよりますが、標準コースとお急ぎコースでは洗濯時間が10〜30分程度変わってきます。

これにより、急いで衣類を洗う必要がある場合や、急な外出がある際に時間を節約することができます。

例えば、仕事や学校に遅れそうな朝、急な約束の前などに洗濯を済ませる際に便利です。

また、標準コースより洗濯時間が短いので、電気代や水道代を節約できます。

メーカーによって機能は異なりますが、標準モードで洗濯する場合は基本的に「すすぎ」と「脱水」という工程を2回行いますが、お急ぎコースを選ぶと「すすぎ」と「脱水」はいずれも1回ずつに短縮されます。

つまり、お急ぎコースで洗濯すれば、単純計算で電気代や水道代が半分になるということです。

もちろん、1回の洗濯にかかる電気代は1円程度なので、例えば月に1度だけお急ぎモードで洗濯するようにしても、節約できる電気代はほんのわずかに過ぎません。

また、水道代も洗濯1回あたり26円程度です。

しかし、毎日の洗濯でいつもお急ぎモードを選んで洗濯すれば、1ヶ月の光熱費に換算すると大きな違いになってきます。

そのため、洗濯にかかる電気代や水道代を節約したいなら、お急ぎコースを基本として洗濯するようにすれば、節約の効果もあるのでメリットと言えます。

続いて、お急ぎコースのデメリットを紹介します。

お急ぎコースは洗濯時間が短いため、時間や光熱費を節約したい際には重宝します。

しかし、標準コースに比べてお急ぎコースは洗濯の工程が少なく設定されています。

そのため、特に頑固なシミや汚れのある衣類をきれいにするのは難しい時もあるでしょう。

普段の衣類のメンテナンスには向いていますが、汚れがひどい衣類には適していない場合があるので注意が必要です。

また、お急ぎコースでは「すすぎ」の工程が1回省かれるので、汚れが落ちにくいだけではなく、洗剤も洗い流されにくくなります。

ですから、洗濯物に洗剤が残存している可能性も高くなってしまうでしょう。

そうすると肌トラブルも出る可能性もあります。

こうした点もお急ぎコースのデメリットです。

使用する洗濯機にもよりますが、お急ぎコースは1回に洗濯できる洗濯物の容量が少なめに設定されている場合があるので、事前に確認してから使用するといいでしょう。

洗濯機のお急ぎコースは、急な洗濯や時間がない場合に便利な機能です。

水と電力の節約にもつながり、毎日の洗濯でお急ぎコースを選べば大きな節約効果をもたらしてくれます。

ただその一方で、お急ぎコースは洗浄力が低く、頑固な汚れに対処できない可能性があります。

洗濯物の汚れや容量を見ながら、適切に洗濯コースを選ぶことが大切です。

では、洗濯機のお急ぎコースにしてても、毎日のように洗濯していると「水道代・電気代を損しているのではないか」と疑問に思っている人もいるでしょう。

そこで一人暮らしで毎日の洗濯は必要なのか、まとめ洗いにするとどれくらい節約できるのかについて紹介します。

一人暮らしでは、仕事などで忙しく、ついつい洗濯物をためてしまうという人もいるのではないでしょうか。

その一方、夏などで汗で汚れた衣服をそのまま放置しておくのが気になり、毎日洗濯している人もいるでしょう。

しかし、一人暮らしで毎日洗濯しているのは少数派で、多くの人は週2〜3回の頻度で洗濯しているようです。

なかには週1回のまとめ洗いで済ませている人も少なくありません。

1日あたりの一人分の洗濯物は約1.5キログラムと言われており、2〜3日に1回くらい洗濯するのがちょうどよいと考える人が多いです。

洗濯を毎日するのは手間がかかるうえ、洗濯の回数が多くなることで電気代と水道代も高くなってしまいます。

一人暮らしの洗濯にかかる電気代は、機種や容量によって幅がありますが、1回約1〜2円です。

同じく水道代は20〜40円程度です。

仮に電気代を2円、水道代を30円とした際、毎日洗濯すれば、(30円+2円)×30日=月960円となります。

2日に1回であれば半分の月480円、3日に1回であれば3分の1の月320円です。

もちろん洗濯物の量が少なければ、水道代や電気代は少し安くなります。

しかし、洗濯物を半分にしたからといって、水道代・電気代は半分にはならず、トータルでそれほど変わりません。

このため節約の観点から考えたときは、こまめに洗うよりもまとめ洗いがお得です。

ちなみに洗濯乾燥機を使う場合は、電気代が1回あたり20〜60円ほどかかります。

洗濯乾燥機を使う場合も、洗濯の回数を減らしたほうが節約になるでしょう。

しかし、まとめ洗いには注意点もあります。

一つめは部屋干しです。

まとめ洗いは衣類が多くなるため、ただでさえ乾きにくい部屋干しがより乾きにくくなってしまいます。

生乾きになってしまえば臭いが出てしまいますし、カビが生えるリスクも高まってしまうので要注意です。

特に1Kなど部屋が狭い場合には、気を付けたほうがいいでしょう。

もう一つは、汚れた洗濯物を放置する時間が長くなるほど、汚れや臭いが落ちにくくなる点です。

一度洗濯したのに汚れや匂いが残って二度洗いしなければならなくなってしまえば、まとめ洗いにした意味がありません。

汗を大量にかいたときや、食べ物をこぼしてしまった洋服などは、早めに洗ってしまったほうがよいでしょう。

一人暮らしの洗濯は、こまめに洗うよりまとめ洗いをしたほうが、手間がかからないうえ、水道代や電気代を節約できます。

洗濯物の量にもよりますが、週2~3回程度のまとめ洗いから始めてみるとよいでしょう。

ただし、汚れや臭いのひどい洗濯物を長時間放置すると、1回の洗濯では落ちにくくなってしまいます。

適度なまとめ洗いで、手間を減らしながら賢く節約していきましょう。